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2020.11.10

2020年度枚方市人権文化セミナー 映画「作兵衛さんと日本を掘る」上映しました

11月7日にメセナひらかた会館で、ドキュメンタリー映画「作兵衛さんと日本を掘る」を上映しました。
山本作兵衛さんは1892年、福岡県嘉麻郡に生まれ、両親について7歳の頃から筑豊炭坑に入りました。明治・大正時代は生活のため女性や子どもも炭坑で働いていました。
作兵衛さんは60代半ばで独学で絵筆を握り、50年間の炭坑の日々の記憶を描き続け、2千枚とも言われる絵を残しました。
今回、この絵や日記をもとに映画が製作されました。
当時、炭坑内では、掘り手と運び手が組んで仕事をしていました。男はふんどし一丁、女は腰巻一枚での仕事。「初めは裸で恥ずかしかったが、夫と一緒だったのでついていけた」という元おんな坑夫の話や坑道の下り坂から足を踏み外さないように、命がけで石炭を運んでいる坑夫の絵など。絵からは当時の必死に生きる力が感じられます。
2011年5月25日、作兵衛さんが残した日記や絵、697点が日本で初めてユネスコ世界記憶遺産に登録されました。 
映画を鑑賞された方々からは、「炭坑についてよく知らなかったので、当時の厳しい様子を知るよい機会であった。感動した」との感想が寄せられました。

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