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2019.10.09

ドイツ館、阿波十郎兵衛屋敷を見学、10月4日に現地研修会を実施

収容所のミニジオラマを見ながら説明を受ける

人形遣いを体験する

 枚方人権まちづくり協会では、毎年、会員を対象に人権や平和などのゆかりの地を訪ねる現地研修会を開催しています。
2019年度は、10月4日に48人の会員等が参加し、鳴門市ドイツ館と阿波十郎兵衛屋敷を訪れました。
最初に訪れたドイツ館は、第一次大戦で俘虜(捕虜)となって日本に移送されたドイツ兵士の暮らしや地域の人々との交流の様子を世に伝え、ドイツとの国際交流を深める目的で創設されました。
当時の収容所には、商店や別荘、ボーリング場まであり、音楽、演劇、学習など活発な活動も行っていたそうです。地域の人々は、アジアで初めてのベートーヴェンの交響曲第9番の演奏や俘虜たちの進んだ技術や文化にふれ、俘虜との友好が深まっていったということです。これほど温かい交流ができたのは、当時の松江豊寿所長が俘虜を犯罪者のように扱うことを固く禁じたことなどが、大きな要因だったと言われています。
次に訪れた阿波十郎兵衛屋敷では、親子の情愛を描いた「傾城阿波の鳴門 順礼歌の段」の上演を観賞しました。また、実際に人形遣いの体験もでき、会員の3人が人形の頭、腕、足に分かれ、息を合わせながら人形を操りました。

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