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2019.12.02

雨森芳洲庵で、国際交流の基本を学ぶ

雨森芳洲庵で説明を受ける

雨森芳洲に関する資料を見学

 北河内人権啓発推進協議会は、北河内7市それぞれの人権啓発推進団体が構成団体となって、北河内7市市民の人権意識の高揚を図るとともに、差別のない明るいまちづくりを推進するため、人権啓発事業等に取り組んでいます。

 今回、当協議会の役員・事務局現地研修会として、11月29日に枚方人権まちづくり協会上野理事長ら33人の役員等が、滋賀県長浜市高月町にある東アジア交流ハウス雨森芳洲庵(あめのもり ほうしゅう あん)を訪れました。

 この施設は、雨森芳洲の思想や業績を顕彰するとともに、東アジアとの交流と友好をめざす拠点として、1984年に芳洲の生家跡に建設されました。

 芳洲は、江戸時代中期の儒学者で、当時朝鮮との交流の窓口であった対馬藩に仕え、朝鮮から派遣された朝鮮通信使の江戸行にも随行し、その交流の仲立ちとして大きな働きをしました。

 芳洲が藩主に上申した対朝鮮外交の指針書『交隣提醒(こうりんていせい)』では、 「国によって風儀も嗜好も異なるので、日本側のモノサシだけで接しては必ず不都合が生じる。 相手国の歴史・言葉・習慣・人情や作法などをよく理解し尊重して「誠信の交わり(まごごろの外交)」をおこなうべきである」と主張しています。

 研修に参加した役員等は、他国の人と仲良くするためには、相手のことをよく知ったうえで、まごころをもって付き合っていくことが大切であると、あらためて学ぶことができました。

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