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2018.12.21

11月14日、国立ハンセン病資料館学芸員の金貴粉さんがハンセン病の歴史などを講演

枚方市と枚方人権まちづくり協会の共催で、11月9日(金)から11月14日(水)の間、ふれあいホール(ひらかた観光ステーション内)にて国立ハンセン病資料館所蔵のパネル展を開催し、市民等142人が訪れました。
パネル展最終日の11月14日には、同資料館主任学芸員の金貴粉(キン キブン)さんによる講演会「ハンセン病の事実」を行い、市民等40人が参加されました。

金貴粉(キン キブン)さん

講演では、現在、全国13の国立療養所に1333人の方が入所されており、平均年齢が85.5歳になると説明がありました。
また、1996年に国は89年間継続した「らい予防法」を廃止したが、ハンセン病に対する偏見、差別がいまだ残っている中、療養所の外に出て差別されるよりも、療養所で暮らす方が幸せではないかと考える人もおられ、社会復帰が困難となっていると話されました。
現在では、療養所の中に保育園や特別養護老人ホームを開設するなど、ハンセン病回復者が一般社会と共生する取り組みが進められているため、皆さんにも是非療養所に足を運び、ハンセン病回復者と交流を深めていただきたいと訴えられました。

〈療養所に関する最近のニュースから〉
11月16日に開かれた国の文化審議会では、長島愛生園と邑久光明園にある昭和前期の建物10件などを、登録有形文化財(建造物)に指定するよう文部科学大臣に答申した。

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